カレン

カセットテープ・ダイアリーズのカレンのレビュー・感想・評価

4.5
1987年、パキスタン移民の少年ジャベド(16歳)の話。

移民排斥運動、差別が渦巻くイギリス。
家に帰れば、時代遅れな家父長制度を振りかざすマフィア顔の父の支配。

「お前の嫁は父さんが決めてやっからな」

僕どうしたら良いんだ~!
この町を出たいよ~!
自由になりたいよ~!

そんな時、聴いたブルース・スプリングスティ-ン

行動をおこしたい!
心の悩みをナイフで切り落としたい!

歌詞がズキズキ胸に刺さる!

家族に縛られたくない。

ジャベドも思いのたけを書いて書いて書きまくる✏️

ボス(スプリングスティ-ン)を聴きながら書きまくる✏️

でもある時、気付いたんだ✴️
ボスはもっともっと大切な事を言ってたんだ✴️

この映画は、難しい問題を扱ってはいますが、スプリングスティ-ンのロックが全編に流れ、とても楽しいつくりになっています。
実話です。

スプリングスティ-ンの魂の叫びとも言える歌詞に導かれて、
ジャベドは自分の人生を歩み始める。

勿論、歌詞も素晴らしかったんだろうけども、ジャベドにもそれを受けとめる感性があったんだと思う。

私たちも
心地良い音楽に身をゆだねたら、少しだけ歌詞に耳を傾けるのも良いかもしれない。

音楽は
人生を変える力があるかも知れないから🎧️
カレン

カレン