La

カセットテープ・ダイアリーズのLaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

今から35年前に高校生だった、パキスタン系移民2世の少年の話。
移民に対する差別は今よりも酷かったんだろうな。

典型的なムスリムで支配的な父親。
「家族で意見を持つのは父親だけ」「家族の元から離れる事は許されない」
夢を持つ、語ることすら気軽に許されない空気感て窒息死しそうですね。
主人公くんも、それを窮屈に思っていても「父がそんな事許すはずない」と、せっかくの留学の話を蹴りそうになる始末。
洗脳に屈しそうになったのはリアルだった。(実話が元なのでそりゃそうなんだろうけど)

学校でのスピーチ後、父親と和解するシーンはちょっと涙ぐんでしまった。
根本的な問題は解決はしてない?のになんか悔しい。
ブルースいいじゃん!とは言ったけど、夢を侮辱したり、息子の人生を否定したことへのコメントがないのが気になったので、、
まあ、宗教で人生観も全く違うだろうし、わたしと感覚が同じわけないので理解できなくて当たり前なのかも。

親友マットとか、ムスリム系の友達とか彼女とか、いい人たちに恵まれて良かった。
マットの俳優さん、どっかで見たと思ったらGOTに出てた。

全体的にちょっと単調なのと、父親がモヤりすぎるので評価は普通で。
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