地獄へいらっしゃ〜い!
知る人ぞ知るヘッポコ映画界の異端児トッド・シーツ監督が、8年の沈黙から帰ってきた!
そんなシーツ監督がゴア界の帝王ルチオ・フルチにオマージュを捧げたインディーズ映画。
ルチオ・フルチに代表されるゴアを脈々と受け継いだ正統派ヘッポコゴア監督であるシーツ監督が
ビヨンド、サンゲリア、地獄の門などのフルチ映画の作曲を務めたホラー音楽界の巨匠ファビオ・フリッツィを迎えてフルチのスタイルを貫いたお祭り映画となっております。
イタリアンホラーへのオマージュとファビオ・フリッツィによる名曲の数々!
どっかのクソBGMスプラッター映画見た後やと余計に音楽の凄さ分かるよなぁ。
とあるオフィスビルで夜間警備員として働く事になったジェイコブ。
しかしとある一室で未亡人の女が悪魔の儀式で夫の霊を呼んだ事によりのっぴきならない事になるというまぁ話はフルチとおんなじでそない面白くもないわ。
ただ長年のホラー映画を見てきたファンならば歓喜のカメオ出演が沢山あり、トロマのロイド・カウフマンを始め、アリ・リーマン(13日の金曜日)、ジョージ・ハーディ(トロール2)、リュー・テンプル(マーダーライドショー2)、ダイアン・ソーン(イルザシリーズ)などなど
私はロイド・カウフマンくらいしかお馴染みじゃないのでそんなに歓喜はしなかったかな笑
基本『ビヨンド』のようなストーリーを軸にサスペリアの様な鮮明な赤と青の色合いやフルチ映画で見かける武器と言えばな斧!
首チョンパに、はらわた引きずり出し、そして血塗れのおっぱい!
予測不能なフルチ風のエンディングも実に馬鹿っぽくて良かったしカウフマンの絶叫エンドとか可愛いかった(*ノ∀`*)
ただ個人的には役者やスタッフに金かけ過ぎたんか知らんけどシーツ監督としての持ち味である怒涛のヘッポコゴア描写がなりを潜めていたのは残念だったかなー