ミカポンタス

糸のミカポンタスのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.1
久々に映画館で爆泣きしました。
平成という激動の時代、平成と共に生まれ、生きてきた私たちの話のようにも感じた。

運命とか、必然とか、あるんですよね。偶然というものはこの世に存在しない。

生まれてからの30年間って、本当に色んな事があって、生きててこんなに辛いことあるのかってくらい激動の時間だと思う。
学生時代を経て社会に出て、汚い社会に揉まれて色んな事を経験して。そういう目まぐるしい人生が、生まれてから30年の間にある。
31歳からの人生を形成する上で必要なものを手に入れる、本当に大事な30年だし、人生の第二、第三フェーズに進むための節目みたいにも感じる。

作中で描かれる彼らと同年代だからこそ、グサグサと心に刺さるものがありました。
そして、帰れる故郷があることは何よりも感謝すべきことだなと痛感。
自分も東京で打ちのめされて、地元へ帰ってきたから余計に泣けたw
自分を一度リセットするために帰ることは大切だし、これで良かったんだなって思えました。