戦車戦の迫力とリアリティは『フューリー』以上。
相手は序盤は対Ⅳ号戦車だし、後半の相手はパンターだけど乗機はT34/85なので、M4の対ティーガー戦ほどの絶望感は感じられない。むしろまともに一対一が出来るなら普通に勝てるかも？という戦力差。
だが、CGが効果的に臨場感を高めていて、戦車戦の緊張感がビシビシ伝わってくる。
ロシア映画だがソ連時代の話なので｢同志●●｣とか｢赤軍の誇り｣とかのセリフは当然出てくるんだけど、セリフとは裏腹に結局戦うモチベーションは家族のためだったり戦友のためだったり戦車乗りの誇りのためだったり。
むしろハリウッド映画や日本映画の方が今やイデオロギーマンセーな作風だったりするのかもしれない。
