捕虜としてナチスに捕まり収容所に入れられたソ連兵4人が、戦車1台を武器に大胆な脱走計画を実行する戦争アクション。
公開したあたりでは全然知らなかった作品でしたが、フォロワーさんたちの大絶賛レビューの数々に俄然興味が出て、鑑賞に至りました。
開始5分の戦闘で早くも傑作の予感がプンプン。そして前半の大バトルの場面で、これはヤバいと確信しましたね。ただ闇雲に砲弾をぶっぱなしまくる脳筋映画ではなく、僅かな時間で相手にどれだけのダメージを与えられるか、緻密な計算の元の攻撃で、他の戦争映画との違いを見せてくれます。
そして砲弾の発射から着弾までを明確に捉えたVFXの描写も物凄い！更にその攻撃を受けた車両に乗る兵士たちのダメージまで描いているのも驚きでした。
全編熱く勢いのある雰囲気に呑まれて、あっという間に2時間見終わっていました。最後の戦いも決着の時までカッコいい。戦争映画だけど小難しい話もグロい場面もなく、ただナチスの手から逃れて生きて帰るというところだけに焦点を置いているので、純粋にアクション映画として見れる仕上がりです。
頭脳戦と戦車同士の肉弾戦のバランスが素晴らしいし、誰が生き残るかも分からないので、かなり手に汗握った作品でしたね。これは本当に劇場で見るべきだった！
