このレビューはネタバレを含みます
湯浅監督の味が濃くて、ある種の"アク"が最高。マジ最高。だいすき。
湯浅監督の作品だと『夜明け告げるルーのうた』がまじで一番好きで、なんなら「ミュージカル」に分類できる全世界の作品のうちでダントツ好きなんだけども、『犬王』は『ルー』に更に湯浅さんらしさ(?)を足した感じがして、もう、もう、やられちゃった。
てかやっぱ、湯浅さんが捉えてる身体が好きすぎる……し、歌ったり踊ったりしてる時、私もああいう身体を持ってるんだよな…主観的には!
……え、てことは湯浅さんもそうなんだろうか。そうなるともはや、湯浅さんと音楽やりたい、バンド組んだりしたい。
てか、森見シリーズもピンポンも、主題歌めっちゃロックじゃんと思って好きだったんだけど、今回でさらに「湯浅監督×ロック」が好きになった。
し、今わかったんだけど、湯浅さんが躍る身体に見出す緩急って、ロック音楽における、ドラムやらベースやらのビート+ ギターの伸びやかさ自由さを、ガチで私の好みの感じで抽出してて、あーーー、そりゃあーー、好きなはずなんだわ。
というかそもそも、誰かからの世界、の描き方すごすぎ。それは音楽を捉える主観の話だけじゃなく、友魚の"見る"世界のカットにも思った。石碑とか、橋での出会いとか。
あとやっぱ、橋での出会いに関しては、アニメのピンポンが好きなので、犬王とトモアリの会話のあのテンションがどストライクすぎる。「拾ったな。」とか、ホントに最高。
うあーーー、マジで好きだ。