『マインド・ゲーム』が好きなので、湯浅監督作品ということで勝手に期待値を高くしてしまっていたかもしれない。
ボヘミアン・ラプソディの猿楽版をやりたかったのかな…。
製作者側の「圧巻パフォーマンス」のイマジネーションの限界値が、そのまま映画の天井になってしまったように感じた。
描かれるパフォーマンスがなぁ…
動きも音楽も単調でカッコよくない…
T●KY●オリンピックの開会式を見ている気分。
で、結果的にパフォーマンスのすごさの表現は、それ自体ではなく観衆の熱狂する様に頼っている。
その熱狂も、平面的なタッチのせいであまり伝わってこない。
アニメーション映画の醍醐味として、
抽象的・メタ的要素も込みのトータル表現で見せてほしかった。
終盤の紫仮面のシーン以降は割りと良かった。