このレビューはネタバレを含みます
爆弾の安全装置=脱出装置をこっそり仕込んでいたのだとミスリードしていた(多くの人がそうだと思う)。
仮に敷島が脱出装置の存在を知らずにゴジラと対峙していたなら、敷島の中で「戦争」は終わっていないことになる。
生きるために戦い、戦争の呪縛を断ち切った敷島に胸が熱くなった。
実は生きてました…はどうだろうなあと思いつつ、涙腺はしっかり緩んだ。
あの喪失感を引きずる結末の方が好みだけれど、娯楽映画だし、希望がある方が良いと言われたら反論できない。
涙腺緩んだし。
(ゴジラの存在を前提とした上での)リアリティ面で引っかかる点はあるけれど、そんなこと無視できるゴジラパワー。青く光りだした時の絶望感が半端なかった。
今後も様々なゴジラ作品が生まれてほしい、観たいと思わせてくれる、ゴジラのコンテンツ力を更に一段積み重ねるゴジラ映画だった。大満足。