ramca999

生きるのramca999のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.0
「生きる LIVING」がとても好みだったので、原作を鑑賞
原作をイギリス様式にして、カメラワークや編集が現代になっただけと言ってもいいくらい、原作に忠実なリメイクだったんだとわかった。

個人的にはイギリスの街並みの暗く美しい雰囲気がこの作品に合っていたと思うし、ビル・ナイがハマりまくっていたこともあり、リメイク版の方が好きだった。

現代映画の方が触れてきている立場で観ると、やはり技術的には勿体無いと感じてしまう作品でもある(それは言っても仕方ないことだが…)
それでも、この原作がないことにはもちろんリメイクは生まれなかったと思うし、ここまで原作に忠実なリメイクはよほどのリスペクトを感じる。

黒澤明はやはりすごいんだと実感する鑑賞となった。
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