ポレポレ

生きるのポレポレのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.0
NHKで鑑賞。

市民課長の渡辺(志村喬)の、余命幾許も無いと知り表れた死相と、放蕩に走るも虚無感と絶望感に囚われた表情と、公園造りになんとか希望と活力見出して僅かに明るくなった表情のどれもが凄い。「ゴンドラの唄」の意味も切実なものに変わる。あんな顔で協力を迫られたら、そりゃ……。
渡辺に影響を与えた とよ(小田切みき)が後半、殊に渡辺の通夜の場面にも登場しないことに違和感を覚えた。
ポレポレ

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