このレビューはネタバレを含みます
2018/1/22
黒澤明の作品を初めて観た
生きる...なんの味気もない退屈な毎日を送っていた市民課長渡辺、ある日突然胃がんと宣告される
そこから5ヶ月、彼は生きた
主演の志村喬の演技がとても際立っていた。どこか自信なさげで片言の表情、でも目で何かを訴えてくる
死を悟ってからがむしゃらに生きて生きて1つ何かを成し遂げた時、渡辺課長は最後に何を思ったのだろう
いのち短し恋せよ少女って良いフレーズだなぁ
公務員という役柄にも共感したし、何より自分の将来、何をしたいのかしんみりと感じさせる映画だった。もう一度見たい
渡辺が生まれ変わったときに流れたハッピーバースデイ、久々に出勤して来たときに流れたバースデイどちらも良かった