このレビューはネタバレを含みます
移り変わるトレンドに、自分もアップデートしていく現代。それに着いていけない人は”時代遅れ”とされるけど、そうやってバカにしていいのかなと考えさせられる作品だった。
タイムスリップ系かと思ってたけど、自分の演じたい時代に設定を合わせて、周りが演者となり、当時の状況を再現するという現実的な話だった。
「昔はよかった」って過去の思い出に浸ってしまうのわかる。でも、現代には現代のよさがあって、自分をアップデートしていくことも必要なんだなって最終的には示していたように感じる。ヴィクトルも教えてもらいながら、イラストをデジタルで描くシーンも挟まれていた。
情報が溢れすぎている現代で、トレンドに付いていこうと必死になってる人、知ったかぶってる人の風刺も入ってる気がする。ホントのあなたはどこなの?って。
とにかくシーン1つ1つがもうとんでもなく美しいので、あまり何も考えずに映像ただけ観るのもいいかもしれない。