たまご

誰も知らないのたまごのネタバレレビュー・内容・結末

誰も知らない(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

周りに助けを求めればって思ったけど、求めた所で直接的に状況が改善されるわけではないし、それをわかってるから助けを求めないんだな。助けを求めたくても求められない状況があることを知った。

母親に置き去りにされて子供4人で生活してるわりにはけっこうマイルドに描かれていて、だから私でも観れた。実際の事件を調べてみたらもっと悲惨で、言葉が出ない。

周りってけっこう人に無関心で、自分も大家さんや隣の住人みたいな人間だって、罪悪感を覚えたから、もし事件に忠実に作成されてたら、もっと罪悪感が大きくなって潰されそうになったと思う。こういう風に考えるのも勝手でごめんなさいという感じなんだけど、、

僅かな光を描いてくれて私は嬉しかった。現実的ではないのかもしれないけど、自由に作れるからこそ、せめて映画の中には希望があったらなって思うんだよな。あの歴代コンビニ店員の優しさに救われた。
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