Lalka

サルタン王物語のLalkaのレビュー・感想・評価

サルタン王物語(1966年製作の映画)
2.8
コルサコフがオペラ化もしているプーシキンの童話の映画化。プーシキンは『エヴゲーニイ・オネーギン』しか読んでいなかったりするが童話もあるんですね(邦訳 ISBN 4806405582)。

さて、冒頭にいわばサルタン王が未来の王妃をナンパしてるようなシーケンス。いきなり王妃の姉妹を蹴る。2人が去ったあと姉2人は暴れる。仕事を与えられた城でも嫉妬で暴れる。ここまででもうだめかもしんない。って思ったわけですけど「童話」が現実なわけないし、まあ異化されて「特撮を見る」作品に完全に切り替われた。玉座のライオンが走っても泣いても以降受け入れる体勢がなんとか整う。

色々特撮を試しているし、白鳥姫をやたらときれいに見えるようにしてるのも結果そんなに悪い印象にはならなかった。
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