サラミ山カルパス

アルプススタンドのはしの方のサラミ山カルパスのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

着眼点はマジで面白いのに、最終的に登場人物全員の意識を「野球観戦」に集中させたのマジで大失態だし、大日本帝国のおぞましさの結晶で震え上がった。学徒動員されたアルプススタンドの端の方の人間がピッチャーマウンドの天才やバッターボックスの努力家に想いを寄せ、感動し、彼らを心から応援し、感謝する…否定はしないが、この切り口で結局そこに帰結するのかと落胆した。どうやら原作である戯曲の作者が高校教師らしく、あの「一体感」が高校教師の願望かと思うと妙に納得。道理で日本の教育現場に多様性が生まれない訳だ。

我が母校の野球部は軟式だったし、部活中にサッカーやってたの思い出して笑けた。

監督のキャリアの中で本作だけ異質でワロタ。
サラミ山カルパス

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