このレビューはネタバレを含みます
矢野•••頑張れ!と拳を握ってしまったわ。
最後まで頑張ることの強さよ。
ワンシチュエーションで70分ちょっとという潔い構成も私好みな佳作。
アルプススタンドのはしの方で展開される会話劇で、最初はあまり絡みが無かった4人が、色んな感情を乗り越えて最後には本気で応援の声を出していくまで。
あの暑苦しいけど、絡みのない生徒の名前もしっかり覚えてる先生が結構ワンポイントで効いてる気がするし、フィールドの様子は一切見せずに、音だけが聞こえる演出はなかなか良い。
彼らの会話に出てくる園田や矢野が、私の想像の中で形成されていくのを感じた。