たも

オリバー・ツイストのたものネタバレレビュー・内容・結末

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなかわかりやすい展開で、後味だけは良い作品だった。
初めから悲惨なんだから、どうにかしてハッピーエンドなんだろうだろうという先入観のもと見てしまった。
盗賊団に入って、警察に捕まって、貴族に拾ってもらった時点で話の道筋が出来上がってしまった。
そこからハッピーエンドにどう持っていくかに興味が湧いた。
貴族の館に侵入するとこでもう終わりか、ここから大成していく話に切り替わるのか?と思いきや引っ張る引っ張る!
最後まで子供を使うのね!ってなった。

だけどもラストシーンには心を打つものがあった。
貴族に拾われる そこで終わりじゃない、っていうのに好印象だった。
そのラストシーンで、神様って便利だなって思った。
ひざまずいて祈りましょう
けど罪を犯した者は必ずやるべきというか、やらねばならぬと思う。絞首っていう恐怖のもと罪を悔やむのではなく、懺悔して祈り、善人になるべきだったと後悔して、償いきれぬ罪と対峙して、そしてその罪と共にブランコに揺られる。
ではなく、死なぬとしたら何をするべきだったかを考えるべき。取り返しのつくうちにやるべきことをやろう。という教訓を与えてくれた。
盗みがなんだ殺人がなんだ
生きるという意志のもとやったことに善悪関係ないのなら潔く定めに従うべきだろう。
「神様、どうかご慈悲を」
なんて抜かすような後悔だらけの生き方は御免。

ドジャー?だっけ他の子供達がどうなったのかも気になった。

とりあえず純真無垢ってすごい!!!
たも

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