ちびねこ

SEOBOK/ソボクのちびねこのレビュー・感想・評価

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)
3.5
コン・ユ✕パク・ボゴム主演と言う事で楽しみにしていた作品。
ジャンルはSF/アクション。
コン・ユは映画でもテレビドラマでも観てるけど、パク・ボゴムは初めましてです。
もちろん、名前も出演してる作品名も知ってるけど年齢的に若過ぎて。
今回もクローンの役だからか、な、な、なに?子供?って思うほど若かったなぁ…。

余命幾ばくも無い元国家情報院諜報員(ギホン)と不死身の肉体を持つクローン人間(ソボク)の話。
ギホンは元上司からソボクを狙う組織から、安全な場所へ護送して欲しいと頼まれます。
ギホンが苦しんでいる膠芽腫という病気は、ソボクから採取した髄液を使って治療をすれば治ると言われ、護送が完了すればすぐにでも臨床試験を受けさせてやると言われ、ギホンは即座に仕事を受けます。
しかし、乗り込んだ車はすぐに襲撃されます。
そして次から次へと魔の手が襲いかかって来て…。

逃亡を続けながら少しずつギホンとソボクが心を通わせていく所が何とも言えず良かったです。
ソボクのパーカー姿や初めてラーメンを食べる所がめちゃくちゃ可愛いかった。
海辺で色々と話したり…。
この作品はSFでありアクションもあるんだけど、
「命」をテーマにもしてるんだと思う。
死ねない「ソボク」と死にたく無い「ギホン」。

ラスト、「そうなるんだ!」って思ったけど、それはそれで納得出来ました。
ソボクが積み上げた石の上にもうひとつ石を置いたギホンの姿が切なかったです。
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