Pnori

SEOBOK/ソボクのPnoriのレビュー・感想・評価

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)
3.1
不死という永遠の命題を巡り、金と権力を持ったニンゲン同士が醜い争いをするお話。

アクション盛り盛りの硬派な作品かと思いきや、SFチックなロードムービーな展開でちょっと肩透かし。

ぶっちゃけサイコキネシスはいらないから、そこは期待してたアクションで乗り切って欲しかったかも。

俳優陣の熱演は素晴らしい。
あのソボクの無機質なのにどこか縋るような瞳を見ても、豚と同じと言う研究員に本気でムカついた。

…が、ストーリーがイマイチ。
絶妙なタイミングで頭痛で倒れたり、周りは全滅してるのに兄さんだけがいつも生き残ったりご都合主義な所が多々あり、既視感のある平坦な会話劇も冗長。
アクションも少なめなのでメリハリも無く、物語に入り込めなかったら退屈に感じるかもしれない。

ラストは投げっぱなしで物足りない。
時間足らなかったの?て思ってしまう終わり方。

生きるか死ぬかの選択肢に振り回され葛藤する心を見事に演じているキャストの演技が無駄に感じる。それがすごくもったいない。

色々と惜しい作品だけど、ソボクが可愛い。
それだけで韓流好きはオススメ。
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