あーぁ

ディレイルド 脱線のあーぁのレビュー・感想・評価

ディレイルド 脱線(2018年製作の映画)
3.6
モンスターちゃんのお口にIN☆


豪華なディナーと謎解きを楽しむミステリートレインツアーに参加した面々だったが、役者達の中に紛れた列車強盗によりモノホンの殺人が起き大パニック。

そして強盗達によりスピードを増した列車は乗客を乗せたまま脱線して川に落ちてしまう!

命辛々生き延びた乗客達だったがそこで彼らを待つのは死よりも恐ろしい恐怖の生命体だった!


殺人ミステリーツアー→列車強盗→モノホン殺人→脱線→怪物→そして〇〇とギミック詰め込み過ぎ系のモンパニSFホラー。

監督は墜落した飛行機で謎の生命体に襲われるPOVモノ『エリア407』のデイブ・ファブリガー。

エリア407でもそうだったけどこの監督ほんとこういうんすっきゃなぁ
とりあえずなんか無駄にモンスターを登場させたり、とりあえず無駄にどんでん返し狙ったり、とりあえず無駄に詰め込めば面白いんちゃうん?っていうこの監督の安直さ、すこ。

そして何を隠そうジャケにもチラッと写っとるモンスターちゃんのあの顔面キバだらけのキバキバしいディテールだけで実にわっしょいすぐる!

顔面が実に綺麗な歯並びになっているそのお口の中に食べた生首チラつかせるの可愛い。
そういえば『キャビン』にもこんな顔面お口な少女みたいなモンスターいたっけな?

顔面凶器って言葉が似合うのは小沢仁志かこのモンスターくらいよなぁ
もう一人の顔面凶器ランスヘンリクセンは顔面の渋みだけで特に出番はない。


しかしですね、褒めるところばかりでも無いのがB級映画の定め。
もう分かり易すぎるくらいこの怪物とキャストの演出がクッソ。

多分見てくれたら分かると思うけど、あんな怪物に襲われながら呑気に泳いでたり、果敢に飛び込んでいくキャストが対抗する怪物ちゃんとの攻防が戯れ合ってる様にしか見えん。

この荒唐無稽なポンコツ展開を大真面目にやっているキャストにもう脱帽しか無いよなぁ


しかも割とゴア描写やモンスターちゃんの着ぐるみ感もめちゃヌメヌメな質感で悪無い。
あのモンスターちゃんのフィギュアホチイ(*´д`*)

そして序盤でアレレ?と思っていたことがラストで繋がる壮大などんでん返しに、盛大に膝を叩いて悔しがっちゃうこと間違いなし。

ってか間違いであってくれ。
なかなか面白かったのが信じられません。笑
あーぁ

あーぁ