ルパン三世初の全編CGアニメーション作品。
早くも地上波での放送で初鑑賞しました。
お馴染みのテーマにのせて、CGならではの大きな躍動感が加わり、ルパンのアドベンチャーアクションの面白味がより一層高まっているように思いました。
戦後十数年経った時代が舞台。考古学が絡んでいることもあり、どこかインディ・ジョーンズシリーズに近い印象。
次元、五ェ門、不二子とのチームプレイ。銭形警部との共闘と掛け合い。ラストはヒロインと別れ、追いかけっこで終わるという定番。ルパンのお約束はしっかりと守られています。本当にストレートで楽しめる作品。
ただ声優に関しては広瀬すずと藤原竜也はダメ。2人とも何となく違和感があったし、藤原竜也に至っては全くキャラクターと合ってない。画面と声が分離しているように見えて、声だけだとどうしても本人の顔がチラついてしまう始末。俳優としては好きな方ですが、今回限定でいえばミスキャスト。
声優の世代交代が進んでいくのは長寿アニメの宿命。ルパンもメインキャストはほぼ全員初代から代わっていますが、小林清志さんは今も現役で次元を演じているのは本当に驚き。しかも昔とほとんど変わらない声質。
次元といえばこの人しか考えられない存在感を本作でも見せてくれました。約50年も同じ役を務めて、80歳代後半という高齢を全く感じさせません。これからも無理のないように出来るだけ次元を演じてほしいですね。