優しさに寄生する自堕落な人間
どこまでも身勝手に生き
相手の輝きを奪っていく
新鮮な息血を吸うがごとくに
ただ、無心愛で差し出された
首には噛み付くことをせずに
その気遣いさえも白々しく感じる
愛は有限とは思わずに
この人は無条件に自分を好きだと
能天気に思い続け
相手を傷つけて
瞳を曇らせる
無邪気な愛情はいつしか情へ
こんなに可愛い子を
何度も殺して
彼女の顔から明るさ、幸せは消えていく
人生を無駄にするほどの共依存
振り返ると、ごめんね
幸せにしてあげられなくてごめんね
虚しく響く
甘酸っぱい昔あった恋の話