永田の“どうしようもなさ”には男として共感はできるが、“どうしようもなさ”を乗り越えられるかどうかは、自分のことをどれだけ直視し客観視できるかどうかにかかっていることを再認識した。男の“どうしようもなさ”にどうしようもなく惹かれてしまう女子はいて、恋愛が成立してしまうのだが、そんなどうしようもない恋愛を周りがどうかしようとしてもできるものではなく、あくまでも当事者の二人がどう始末をつけるかしかないのも真実。往々にして女子の方が男よりも強くて、現実的な解を得る可能性が高いことに対して、男はとやかく言える筋合いは一切無い。