「市民ケーン」を久しぶりに観てから観ました。
それで正解でしたね。観てないと魅力半減だと思います。
フィンチャー監督の、あの映画の映像に合わせたこだわりがビンビン伝わってきました。画面は暗いしちょっと見にくい。クセ強めです。でも好きな人には堪りませんこの感じ^_^
「市民ケーン」というとオーソン・ウェルズのイメージが強くて、その脚本を書いたハーマン・J・マンキーウィッツさんのことは全然知らなかったです^^;でも、ゲイリーさんの、自己中でアル中で毒舌で情け無いとこありながらも茶目っ気ある演技で、こういう人だと良くわかりました。トランボさんほどではないですが、やはり骨のある人だと思いました。
そんな癖の強い脚本家を主人公に、当時のハリウッド映画界の裏側を炙り出してます。結構真面目に(笑)。
映画は娯楽であり芸術であり商品でもある。だから関わり方で意見なんて合いっこないですね。一本の映画が出来上がるというのは、ある意味奇跡やと思いました^_^
クセ強めなので評価分かれそうですが、私は楽しかったです。