魯肉飯

Rosie(原題)の魯肉飯のネタバレレビュー・内容・結末

Rosie(原題)(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

登校時に目立ちたくない、行きたくない、入浴も洗濯もできない、車が家代わりになり車中泊しか選択肢がない。被災して長期的に避難所にいた際に経験したことあるので色々と思い出した。
行政が麻痺し機能せずあぶれる市民。災害時と同じ、低所得による貧困はもはや人災とすら言える状況。
この現代社会で、今や家庭を持ち子を育てることは非現実的になりつつあるんだと改めて実感し、かなり悲しくなってしまった。
切羽詰まって周りにキツくあたって、それでも絶対すぐに謝るロージーと家族の優しさ。余裕がなく不安定なときほど視野が狭くなり、どんどん意固地になっていく。折れたくないところ、許せないところがある中で、なりふり構わず何かに頼ることができるか。
お互いのことを名前で呼び合うのがよかった。あきらめずに見えないゴールへと向かっていく。
魯肉飯

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