ニャーすけ

スペース・プレイヤーズのニャーすけのレビュー・感想・評価

スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)
3.5
数年前に初めて予告編を観たときは(『レディ・プレイヤー1』が売れたからって安易に似たような企画続けすぎだろ……)と辟易していたが、映画本編は『レディプレ』というよりも『LEGO®︎ ムービー』に通じる親子の和解の物語が根底にあり、思いの外しっかりしたエンターテインメントでしたワーナーさんすみませんでした。こういう90年代っぽい軽めのハートウォーミング・コメディ、実は結構好きなんだよな。

割と普通に芝居が上手いレブロン・ジェームズ(世界的大スターなのにちゃんとマヌケを演じていて偉い)にも驚いたが、個人的に大ファンのドン・チードルが、普段の役柄とはまったく異なるイキりまくりコきまくりの激ウザ悪役だったのが最高。そもそもワーナーほどの大企業が、自社製のAIを作るときに「よし! モデルはドン・チードルで、名前は“アル・G・リズム”にしよう!」と決めたバカが社内に間違いなく1人はいるのだと思うとそれだけで笑えてくる。
また、前作の『スペース・ジャム』に主演していたマイケル・ジョーダンが本作にも満を持して登場か……⁉︎ というシーンで実際に出てきた“アイツ”も最高。観た奴全員「そっちかよッ!!!!!」とツッコむこと請け合い。お前は家でアニメでも観とけ。
ニャーすけ

ニャーすけ