kazuki

ソー:ラブ&サンダーのkazukiのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.0
コメディ映画
しかし, 新アズガルドやワンダの事を考えると結構キツい話かもしれない。


新アズガルドって何だったったけ..?
という事でおさらいしておくと。

ここは元々ノルウェーのトノスベルクという街だったが、オーディンがそこの教会にテッセラクトを隠し、それを見つけたヒドラのレッドスカルがこの街を滅ぼしたのだった。その後、故郷を無くしたアズガルドとサカールの人々がその街に移り住み、大半は漁師として暮らしていた。

というのが前作までの雰囲気だと思う。

今作では、そこから少し進み、新アズガルドは質素な田舎町ではなく、彼らの故郷にあった文化を発信する事で観光地化し、発展している。
嫌な見方をすれば難民が自らの文化を切り売りしてるとも言える。そこに子供さらい。。
彼らはゼウスの武器から力を貰いつつ、拾った瓦礫で敵と戦う事を強いられる。

うーん中々辛いな、アズガルドの民。

本作では新アズガルドの人々と周囲や世界との関係は描かれないが、地球人から見たら神的なパワーを持つ人々な訳で、エンディングで訓練してるように中々な軍事国家でもある。色々と軋轢が有りそうだが、、

まぁ優しいディズニーマーベルの世界では、地球を未知の敵から守る戦闘集団! という事でフワッと落ち着くのだろう。

⬛️ワンダの事についてですが、これは単純に武器に唆されたヴィランとしてワンダより今回のゴアの方が良い扱いである事にちょっとモヤモヤするという事です。

MOMの最後、他世界の自分との会話で我に返ったワンダは自らダークホールドに打ち勝ち、自殺を選ぶ訳ですが、今回のゴアは単純に戦闘中武器が壊れたことで我に返り、武器によって蝕まれていたので憔悴しています。武器が悪いんだからしょうがない という事なのかソーに彼に「愛を選ぶんだ」と機会を与えます。しかも、娘を生き返らせるなら俺達が育ててやるという約束まで。。そりゃぁゴアは娘を生き返らせます。そしてソーはその子を育て、ラブ&サンダーというコンビで知られるようになる、、、。
ちょっとゴア優遇されすぎでは?
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