ねまる

ソー:ラブ&サンダーのねまるのネタバレレビュー・内容・結末

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

最近のMCUをイマイチ楽しめて無い民なので、何か大きく合ってないだろうな方向性が。
(ウェアウルフは久々にヒットでした)

ラブアンドサンダーというサブタイトルも、ジェーン・フォスターの復帰も、ガーディアンオブザギャラクシーの参戦も、
ものすごく楽しみにしていたけど、予告を超えることは無かったというのが正直な感想。
予告が1番面白かった。

強いて言えば、クリスチャン・ベールとラッセル・クロウの演技力と、ナタリー・ポートマンの体づくりはすごかったです。

まずね、ジェーン・フォスターが病気という設定で再登場したことが辛いわけ。むしろ出てこなければ今もどこかで元気で生きてると思っていられるのに、ステージ4のガンが突然設定として出てきて、それでシリーズから退場する。
病気は操れないけど、退場させるために再登場させたのかと思うと、すごく悲しい。
原作で、病気の設定があるのは知っていたけど、それをこの100分ちょっとで、ぎゅっとまとめて終えられたのがなんかなぁ。
ガモーラ、ナターシャ、ワンダを失って、まだ強い女性ヒーローたちを失う終わりなのか?もう誰かを失わずに成長する話には出来ないのかなぁ。
せめて、どうしてもジェーンを殺さないといけないというのならタイカではなく、ケネス・ブラナーに監督して欲しかった。
アスガルド、オーディン、ウォーリアーズ、別の監督だけとフリッガ、ロキ、ケネスの1作目でソーを形作ったもの全てが既に奪われているのに、ジェーンまで奪うのか。
監督が変わったからって、以前のものを全て破棄して作りたいものを作っているようで耐えられないの。ゴーグ、ヴァルキリーといった前作で新しく作ったキャラはメインとして大活躍してさ。
メインのストーリーテラーがいなくて、作品によって監督が違うからかなぁ。
ソーの特権を奪い続けて何になるんだ。
ガーディアンの活躍がうっすいのも、ジェームズ・ガンの手にないから仕方ないか。ガンが降ろされた時、タイカなら撮れるという風潮になったけど、無理だっただろうなと今回思った。

やっぱりタイカさん合わないのかなぁ。
ジョジョラビットとマンダロリアンのS1最終回はとっても面白かったです。
特にマンダロリアンは色んな人が監督してても、シーズンの他の話とのバランスも、タイカ色も、ちょうど良くてシーズンの中でもかなり面白い回だったし。
今回のラブアンドサンダーも、ソーとゴアの娘で、マンダロリアンみたいのやりたいだけなんじゃないかとすら思ったからね。
神殺しの娘が、神の力を得て戦うってオチどうなの?と思ったし。
ゴーグがバラバラになっても生きてるのは、それグルートで見た。ってなるし、ストームブレイカーがむにょむにょに嫉妬するのも、ストレンジのマントかな?ってなるし、後継者が若い女の子なのも多過ぎるし、
で、結局今回何がしたかったの?

そもそも私が何を求めていたの?って感じなんですけどね。
強いていうなら、ジェーンのマイティ・ソーをもっと観ていたかったです。ソーとジェーンのカップルの幸せを眺めていたかったです。
ねまる

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