ティ・チャラのリキャスト、ないしはVFXで顔を合成して出演させるという手段もあったが、彼を喪われてしまった者として受容れる姿勢を貫いたのは、とても良かった。
だが、"喪失と再生"というフェーズ4の作品群に多く当てはまるテーマが故に、もっとそこにフォーカスして欲しかった。
また、ワカンダとタロカンという二項対立のみでもうドラマは出来上がっているのに、CIAのヴァルやリリ・ウィリアムズ等の「今後の種蒔き」を強引に捩じ込んだことにより、物語が散らかっている印象。
これは致し方のないことなんだろうけど…、無駄に長いと感じてしまったのも事実。
チャドウィック・ボーズマン氏が急逝されたことで、幾つかシナリオ変更を余儀なくされた結果、哀悼の意を込めつつ、物語を進めて行かなければならなくなったことだと思うので、やっぱ仕方ないよな…。
、、、タロカンの存在が世に出てない、この物語の終わり方だと、MCU世界の中で、他国からワカンダは相当ヤバい国だと認識されたまま終わってるから、今後が割と心配や。
このままじゃ、ティ・チャラの悲願も、スターバックスも、オリンピックも、何にも達成されないやんけ。
がんばれ！エムバク‼︎
