ヤベヒロシ

夕陽のあとのヤベヒロシのレビュー・感想・評価

夕陽のあと(2019年製作の映画)
4.3
イメージ的には八日目の蝉。産みの親、育ての親の話。
訳があって子供を捨てたことを心の底から後悔して、そっと近くで成長を見守っていた主人公だったのだが。。

薄倖系でも天下一品の貫地谷しほりの役が、顔を歪ませ嗚咽したくなるほど泣ける。

産みの親も育ての親もどちらも良い人だからこそ、この場合いったい何が正解だったのかがわからず、展開はかなりヘビーに感じる。

鹿児島の美しい自然、特に海が太陽でキラキラ光るような映像も多く、とてもきれい。ただ、方言のセリフが結構どキツイので、序盤は何を言ってるのかわからず困った。

一体オチはどうなるんだと、重い展開にいい意味でぐったりするのだが、結局はどうしたって切なくて、余韻もひとしお。

素晴らしい名作です。ぜひご鑑賞を。知らずに見逃すにはあまりに惜しいです。
ヤベヒロシ

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