夕陽のあとの作品情報・感想・評価

上映館(3館)

夕陽のあと2019年製作の映画)

上映日:2019年11月08日

製作国:

上映時間:133分

あらすじ

「夕陽のあと」に投稿された感想・評価

公開劇場が少ないが、良い映画に出会った。
母親になることを手放した女のその後の人生について考えさせられた。
手放した女の中にとって、子どもがどれほどかけがえの無い存在だったか。
切ないけれど、希望の残るエンディングが救いだった。
子どもが優しくて可愛かった。
予備知識無しにみたがこんな貫地谷しほりを見たいわけじゃない。
切なくて、優しくて、よい映画だった。
青島のきれいな海と空と柔らかな空気感に浸った。

産みの親を知らず、義母に育てられたわが身にすれば、五月と豊和が別れる展開や救いのない展開にだけはならないよう願った。

それと共に、まだ生きているかもしれない自らの実母の心情に想いを馳せた。

上映前に初日挨拶があり、目の前で貫地谷しほりさんに会えた。
テレビ映像などから想像していたイメージよりずっとずっと小顔で、人形より綺麗で可愛くて驚いた。女優さんって、やっぱりすごいんだな。
Shin

Shinの感想・評価

4.4
本作の冒頭のクレジットに「長島大陸映画実行委員会」と表示されていたので、気になったのですが。
なんでも長島の過疎化に悩む町の有志が立ちあがり、企画を立ち上げた作品ということでした。
素晴らしいです。

僕は映画を観る際、職業柄かもしれませんが、まず主人公が誰なのかということを探っていきます。
ある目的を持って、葛藤を抱えながらも、それを乗り越えて成長していく人物です。

本作では"産みの親"と"育ての親"の主役たちが登場しますが、この二人が主人公ということになります。

脚本や演出にしても、どちらが正しいとか、どちらの味方だという表現はされていません。
その為、どちらかまたは両方の母親に感情移入するのかは、観客に委ねられます。
そして、物語の終盤になると、地元長島でのオーディションで選ばれたという、息子役の豊和君が答えを提示してくれます。

二人の母親を照らす室内の照明には暖色系が多用されていましたし、
タイトルにあるとおり、夕陽と海が二人を常に温かく見守っているのが、印象的でした。

今年の邦画は家族を描いた作品が多い気がします。
やはり現代において家族の関係性が希薄になっていることが挙げられるかと思います。
本作はこの問題にヒントを与えてくれる作品なのではないでしょうか。
badhabit

badhabitの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

山田真歩ちゃん観たさに。シネマカリテ初めて行ったけど、ほぼ満席だった。
里親として子供を育ててきた夫婦の前に、正体を隠して産みの親が現れる話。
貫地谷しほりも、山田真歩もそれぞれ違った強さと美しさを持ってていい女優だなぁ。永井大と山田真歩の夫婦最高過ぎる…どうやったら永井大と結婚出来るのか…早く山田真歩に生まれ変わりたい。
少し台詞や映像で説明し過ぎかなと思ったけど、重たい内容を優しく描いてるので鑑賞後穏やかな気持ちになれる映画だった。
島の人々の温かさがすごく心地よくて、特にお婆ちゃんの言葉には大切なことが詰まっていた。来る者拒まず、去るもの追わず、戻る者も拒まずでないといけないし、子供は預り者で、みんなで育てないといけないし、当たり前のことを言っているのかも知れないけど改めて島で長く暮らしているお婆ちゃんが大事にしていることなんだなと思った。
この映画の中で、特別映画的で詩的な台詞はなくて、皆普通のことを普通の言葉で話しているのがいいなと思った。山田真歩の、叱っても、褒めてもそれであってるのかわかんないの、って台詞、凄く普通の言葉なのに何だかグッときた。
自分に子供がいたらもっと胸に響くのかも知れない。
最後の茜の選択、切ないけれど応援したくなったな。人は何の保証もない「またいつか」の約束があるから、それを信じて前を向いて笑って生きていけるんだろうな。
れい

れいの感想・評価

5.0
地域おこしのプロジェクトにて鹿児島県長島町で製作されたとのこと。美しい自然を良い意味で日常的に、人間の生と絡めて情感たっぷりな文学的映画を撮る越川道夫監督とのタッグで、悲しくも美しい母性の物語を描きあげていました。

映画の中の「母」、それは男女の性に関わるものでなく、島、海、そこに住む人々等、大きな意味合いで語られています。少年の二人の母親が、苦悩しながら真の母親として目覚めていく過程で、観ている私自身の「母」の概念も変わっていきました。

映し出される島の文化(鰤の養殖や、祭り等)、そして美しい夕陽、その後の海の温かさを実際に体感してみたく、いつか撮影と同じ時期に長島を訪れようと思いました。

俳優さん達の存在感(演技とは思えない)、山田真歩さんしかり川口覚くんしかり、繊細な表現で魅せてくれる越川組の方達は、実に私好みです。
24

24の感想・評価

2.6
イントネーションのおかしい鹿児島弁とつまらない展開にずっと早く終わらないかなって思ってみてた。面白くなる展開を期待したけど、最後まで乗れなかった。

これまで家族ものは無条件で泣いてきたから今回も泣きたくて見に行ったんだけど、全く泣けなくて残念な気持ちになりました。
映像とか良かったとこもあったけども、演出やら展開やらに全然乗れず、なんなんだお前らはという感じに。

そりゃあそんな偶然はないと思うけど、あんな重大過ぎる事実をいい大人が何人も集まった中で、誰もしっかりと確認しようとしないまま決め付けて気分だけ先走るような流れ、無理だなと思った。
ちょうど同じ年齢の娘がいるのもあり、リアルに両方の母親の気持ちになって、とても辛く苦しかったです。

どっちの立場になっても、絶対に離したくないという気持ち。

でも、子供はいつか自分の手元を離れて、巣立っていくというお婆ちゃんのセリフで、はっとしました。

そして、皆がママだっていう気持ちも、理解できました。そして涙。。。

貧困やDVなどのリアルな問題の先に、同じようなことが起こっているのかと思うと、辛いです。
しっとりと温かい気持ちになる作品…
突然の求婚で男と女の幸せの違いを実感した
それにしても弟が健気過ぎるー( ◠‿◠ )
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