しんめん

夕陽のあとのしんめんのレビュー・感想・評価

夕陽のあと(2019年製作の映画)
4.1
見るのが辛かったです。。。
主演女優お二方の迫真の演技が
素晴らしいですね。
お二方のその気持ちが十二分に
伝わってきます。
どちらの言い分も気持ちも分かる故に
行き場がないです。
一度失敗したら二度と幸せになったら
いけないんですか?
そんな印象的な台詞を吐くシーンは
胸に突き刺さります。
茜がネットカフェで泣いている子供を
一生懸命あやす場面は辛過ぎです。。。
孤独と貧困の人の声は届かないなんて
いう台詞は日本の現状そのままですよね。
これまた胸に突き刺さります。
お二方で船に乗り込む場面はどんな
修羅場になるかと思いきや意外にも
感動的な着地でした。
これは豊和が言っていたように
島のみんなが育ての親という島の風土、
環境によるところが大きい所以でしょう。
バスで島を離れる茜を映し出す場面は
悲哀を感じますが、豊和の事を想って
決断したその選択はその後の人生に
おいて間違っていなかったと
言うであろう。言うに違いない。
希望を感じさせるようなラストシーン
にも映るのではないでしょうか。
久しぶりに拝見する永井大様が弱音を吐く
シーンは女性、母という存在が一段と
大きく感じられます。
意図的なのでしょうか。
何回この作品に胸を突き刺された
でしょうか。
でも、素晴らしい作品です。
しんめん

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