大学の授業にて鑑賞
アメリカの奴隷の歴史を勉強する授業で、教授のチョイスでこの作品を全編観ました
こんな残酷な歴史があったなんて、これが実話で、実際に黒人はこんな扱いを受けていたと思うととにかく胸が痛かった。
今でこそBlack Lives Matter運動をはじめ、人種差別撤廃に向けて人権問題に進展があるものの、少し前までは黒人というだけで人間以下の扱いを受け、家畜同然に働かされていたという事実が衝撃的すぎる。
ハリエットはとても賢くてリーダーシップのある女性と描かれていたものの、奴隷主から「お前は家畜」「醜い顔」と言われ、頭蓋骨が割れるまでの暴行、性的暴行、そして奴隷オークションに出されるといったように、奴隷黒人というだけで壮絶な経験をしているのが残酷すぎる。
そしてハリエットの夫のように、自由黒人として生まれた人は奴隷とは違う待遇がされるという点にも驚き。
黒人の中でも、自由黒人／奴隷はものすごく大きな違いなんですね
また、白人といえど、ギデオン一家のように非人道的な人もいれば、ハリエットの脱出の手助けをしてくれるような理解のある白人キャラクターがいたのも印象的でした
あそこまで白人と黒人の区別がくっきりと分かれていた状態から、こんにちの多様性を歓迎する社会になるまでにどれだけの努力が積まれてきたのか。
ハリエットが神と対話する描写については諸説あるようなので一部フィクション要素もありますが、人種について学ぶ上で、ぜひ観るべき作品です
ちなみに…非人道的な奴隷主ギデオン、どこかで見たことあるなーと思ったらまさかのジョー・アルウィン！！！
テイラー・スウィフトの元カレでした笑
テイラーと付き合っている時にジョーが優しくて良い人という印象しかなかったので、この役は真逆でびっくりでしたー
