ピピン

ハスラーズのピピンのレビュー・感想・評価

ハスラーズ(2019年製作の映画)
2.8
派手でゴージャスな装いとは裏腹に、金融資本主義の弊害とも言うべき事件を描いた作品だった。

貧困層が抱く富裕層に対する憎しみは、正義を理由に犯罪を正当化させ、結局は自分達もお金に飲み込まれていく。
リーマンショックを起こした奴らは国に守られ、彼女達が犯罪者になってしまうという仕組みが金融資本主義の真の姿なのだろう。

結局稼いだ金は鞄や毛皮に消えて行き、贅沢する為に犯罪を重ねる彼女達を哀れと見るか痛快と見るか⁈

視点は面白いと感じたが、全然ワクワクしない映画だった。
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