ヤマダタケシ

ハスラーズのヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

ハスラーズ(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2020年8月19日 新文芸坐で

・主人公のストリッパーがチームを組んでテンポよく男たちから金を奪って行く様が面白かった。ある意味『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の視点が女性になったような感じもあった。
・ただ、同時にゴージャスで粋な雰囲気もあったストリップ業界がリーマンショック以降成立しなくなり、新たな生き延びる手段として金を奪うようになったってのは丁寧に描かれてた。
・特に一回ストリップを離れた主人公が戻ってきてからのストリップのショーというよりは即性欲を満たす場所になってる感じ
・クリスマスのプレゼント交換のシーンに女性しかいないわけだけど、あれとかまんな様々なマフィア映画で男性たちが行っていたことの逆転だと思った
・事件から数年経ったあとの証言形式で物語を進めながら、後半もうひとつの視点からこの事件を語る人物の存在が浮かび上がり、最終的に聴き手も含めて経済的な階級を越えた〝女性〟同士の共感で終わるのが良い
・Lizzoかなと思って観てたらやっぱLizzoだった