いかにもソフトストーリー風なルック。
でもプロットは意外にも王道というかベタというか。
いわゆる女性神話の系譜に連なる「既存のコミュニティ内での自分と、本来こうありたい、ありたかった自分との狭間で葛藤する系」のお話。まぁそこまで葛藤してなかった気もするけど。
ストーリー自体は存外シンプルなので、戦車とか全裸とか、飛び道具的な部分が個人的なテイストに合うかどうかでしょう。
風景の切り取り方や心象世界の描写など、絵的に面白いシーンも時々あったので、突飛なアイデアの部分が物語の本質ともう少し深いところでリンクしていればより面白く感じられたかも。
この監督は長編一作目なんでしょうか?だとすれば次作、みてみたい。