くぅー

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのくぅーのレビュー・感想・評価

3.8
“あなたが電気と表現するもの、エミリーと感じたものを私は愛と呼びます。”

»19世紀末から20世紀初頭にかけて、猫をモチーフにしたイラストで人気を集めた英国の画家ルイス・ウェインの生涯を描く。

で、原題は“The Electrical Life of Louis Wain”…日本版のポスターの猫だらけを期待するとニャンともって感じになるので、ご注意を。

はい、描かれるのはルイス・ウェインの紆余曲折の生涯で、妻とネコからは大きく影響を受けていますが、波乱万丈。

そう、最初っからネコな画家ではなく、やはり独特な感性で見ることで道を拓きますが…金銭感覚の無さや悲劇で思い通りにはならずってあたりは、歴代の偉人たちと似てるかも。

しかし、ネコ界と言うものがあれば、愛すべき最高の人間でしょうね…ニャるほどな演出も随所にあったりしたし、あのラストは美しかった。

なお、キャストでは、ベネディクト・カンバーバッチ…特異な人物を演じさせたら圧倒的でスゴい。
クレア・フォイ…妻役を見事に好演。
さらには、アンドレア・ライズボローにトビー・ジョーンズらが芸達者なサポートをし…俳優タイカ・ワイティティにニヤリとし、声だけのオリヴィア・コールマンも良き。
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