セイミンx世民

KCIA 南山の部長たちのセイミンx世民のネタバレレビュー・内容・結末

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023/02/27

・面白かった、最後車内でイ・ビョンホンが靴が片方ないことに気付く伏線回収シーンは「おおおー」と声が出て鳥肌立った、凝縮された様々な事が一気に押し寄せ鳥肌

・役者、特にイ・ビョンホンの細かい芝居が素晴らしく機微や緊迫感を絶妙に表現してた
・ゴッドファーザーやインファナル・アフェア(ディパーテッド)的なノワール感漂う人間模様
・純粋に無心で映画を楽しむタイプの人には向かないかも?

・子ども同志のような取っ組み合いシーンが作品全体のテイストとあまりにも掛け離れており違和感がすごい、敢えての演出で何かを示唆しているのだろうか
・大規模デモへの対応協議におけるイ・ビョンホン穏健と警護室長強硬が、太平洋戦争における官僚穏健と陸軍強硬と驚くほどシンクロしてる

・隠喩や伏線、ノワール感、芝居など良い点がある一方で、名作と言えるほどの演出ではないかな

・イアーゴ?だったか、あの正体は結局なんだったのかがイマイチ分からない、ラストの描き方からすると、朴正煕暗殺で一番特をしたのは、最後金庫から金品を盗み再度のクーデターにより大統領に就任した全斗煥を示唆していそうなので、イアーゴの正体も全斗煥ということなのかな

・最後、南山(KCIA関連施設?)へ向かう予定を陸軍本部?に変更した理由もイマイチ分からない、陸軍本部に変更したことで逮捕され死刑になったわけで、金載圭も逮捕を想定してなかったはずもなく、不利益を承知で敢えての選択だったのか、それとも勝算との天秤で結果ミスったのか、
イアーゴ=全斗煥と関係がある?嵌められたと思った?または気付いた?
行き先変更が史実フィクションどちらにしても謎のまま敢えて残してる?

・何も考えず気楽に楽しむエンタメ作品も好きだが、伝わらないリスクを恐れず考察の余地をたくさん与えてくれるのが韓国映画の魅力の一つだと思う

🟢キャスト
キム・ギュピョン(金規泙)
:KCIA第8代部長/キム・ジェギュ(金載圭)
:イ・ビョンホン
パク大統領
:第5-9代大統領/パク・チョンヒ(朴正煕)
:イ・ソンミン
パク・ヨンガク(朴勈愨)
:KCIA4代部長/キム・ヒョンウク(金炯旭)
:クァク・ドウォン
クァク・サンチョン(郭尚川)
:大統領警護室長/チャ・ジチョル(車智澈)
:イ・ヒジュン
デボラ・シム
:アメリカに移住したロビイスト
:キム・ソジン
チョン・トヒョク(全斗赫)
:国軍保安司令官
:第11・12代大統領/チョン・ドゥファン(全斗煥)
:ソ・ヒョヌ
キム・ケフン(金桂勳)
:大統領秘書室長/金桂元
:パク・チイル
チャン・スンホ(張勝昊)
:陸軍参謀総長/鄭昇和
:キム・ミンサン
ロバート・アドラー
:第11代駐韓アメリカ大使/ウィリアム・H・グライスティーン
:ジェリー・レクター
🔸特別出演
ユン・テホ
:駐仏韓国大使
:キム・ホンパ

🔵スコア:23年10月改定
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5.0      ALL TIME BEST
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人生作品
4.8 4.9    至福
4.6 4.7    人生と共に
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思い入れ(極めて個人的)
4.5      幼少期など
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すき
4.3 4.4    最高・勧めたい・リピあり
4.0 4.1 4.2 良かった・面白かった
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まあまあ
3.8 3.9    そこそこ楽しめた
3.5 3.6 3.7 楽しめた面もある
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ふつう
3.3 3.4    面白くはない微かに良さも
3.0 3.1 3.2 面白くはない悪くもない
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いまいち
2.9      ぎりつまらない
2.5      ぎり観れた
2.0      苦痛
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きつい
1.5      殺意(実質最低評価)
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伝説
1.0     カルト的(怪・珍・奇・迷・異)作
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