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シン・ウルトラマンのhjktkujのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.0
シンゴジラが面白かったので、このシンウルトラマンも期待して見たが、残念ながら大して面白くなかった。なぜか。理由は簡単で、4つの逸話のオムニバスになっているからだ。だから話が盛り上がらない。起承転結になっていれば2時間でも3時間でも退屈はしないものだが、このシンウルトラマン、113分はさすがに冗長である。どの逸話も尻切れとんぼなのだ。異星人であるウルトラマンが何故に斎藤工と一体化しなければならなかったのか、何故に地球人に感情移入してしまったのかを、ゾフィーとの会話で本人にしゃべらせるのではなく、映像で表現してこそ「映画」なのである。「シン」ものはどちらもとにかく早口で出演者にしゃべらせるのだが、この手法は好きになれない。小説と映画は違うのである。新藤兼人監督の不朽の名作「裸の島」は全く台詞はないが異次元の感動を味わうことができる。庵野氏はもう少し「映画」というものを勉強しなおしたほうが良い。
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