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シン・ウルトラマンのliamのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.6

監督は「シン・ゴジラ」の樋口真嗣。出演は「愛のまなざしを」の斎藤工、「マスカレード・ナイト」の長澤まさみ、「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」の西島秀俊、「劇場版 コード・ブルー
-ドクターヘリ緊急救命-」の有岡大貴など。

謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が次々に現れ、その存在が日常となった日本。通常兵器が全く通用せず事態が長期化する中、政府は禍威獣対策の専従組織・通称「禍特対(カトクタイ)」を設立する。田村君男(西島秀俊)を班長に、さまざまな分野のスペシャリストから成るメンバーが任務に当たる中、銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため、禍特対には分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)と組む。

子供の時の記憶が蘇るような、シーンが沢山あったのは良かった。タイムリーな世代ではないが、幼い頃良く観ていたのを思い出した。

話のテンポは良くてどんどん進んでいく。それゆえに短編集を観ているような気になる。また登場人物達の心理に立ち入るような描写が上手くなくて、なんか良く分からないまま進んでいる感じが否めない。

最後はウルトラマンが1人で大活躍するというよりも、人間と協力していく形だったのは賛否あるかも。

CGには違和感が残ったが、当時の特撮をリスペクトした演出の一環のよう。ウルトラマンが空を飛ぶシーンも、それを意識して作成されているらしい。その他にも初期を意識した映像が散りばめられていて、昔からのファンも納得いくように配慮されているなと思った。

色々賛否はあるのかも知れないが、個人的には楽しめた作品だった。

テンポ良く楽しめる映画。
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