カステラマン

1917 命をかけた伝令のカステラマンのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
5.0
サムメンデス監督作、撮影がロジャーディーキンスで、しかもワンカット撮影とか観る以外の選択肢は残されていなかった。
ワンカットばかりが話題になりがちだけど脚本も音楽も演技も相当ハイレベル。アカデミー賞前哨戦を総ナメにしたのも納得。

舞台は第一次大戦中のフランス。
連合国軍のイギリス人兵士が前線への指令を届けるために走る。
イギリスとフランスが味方同士なのは覚えておくのがよし。
トレイラー曲(かつ劇中歌)は「I am a poor wayfaring stranger」
とてもいい曲。

コリンファースとカンバーバッチという超豪華脇役。
主演のジョージマッケイもグッド。
血の気まで演技するとかどういうことなんだチャップマン。

やっぱり副題は余計だと思う。「命をかけた〜」って壮大感煽るけど、名も無き兵士の戦場での日常的な出来事(だけど英雄的な物語)が表現したかったんじゃないのかなあ…(戦争には名もなき英雄が沢山いる的な)
ラストのメンデス監督の「爺さん話してくれてありがとな」文もそれで載せてるんじゃないのかなあ…

ギズモードによるロジャーディーキンスのインタビュー記事!
鑑賞後にどうぞ。
https://www.gizmodo.jp/2020/02/1917-roger-deakins-interview.html