ゲタ

1917 命をかけた伝令のゲタのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
5.0
『当分観直したくない映画(無論、最上の褒め言葉として)』

どうしても休日や夜の都合がつかず
強引に仕事を午前半休して観たのですが
本当に観ることができてよかったと
観終わった今、心から思ってます

既にネタバレ情報かとは思いますが
例の撮影手法のことを
完全に情報シャットアウトしたまま
鑑賞したんですが
劇場で新鮮な驚きがあって
それも功を奏しました

というのも開始5分くらいで
どうも観てるのがちょっと辛い
変な緊迫感を感じるんですよね

それもそのはず
いわゆる切り返しやら
場面展開やらまったく起きないので

「…ま、まさかこのまま2時間
 突っ走る気じゃないよね…?
 どこかでギブアップするよね??」

と思って観てるのですが
いくら進んでも進んでも
一向にカットが切り替わらない!🎬
(あ、言っちゃった😅)

その覚悟がわかった瞬間
劇中の主人公達の境遇とは別に
観てるこっちも気合入れなアカン!

と、開始30分くらいで
もう完璧に「全集中の呼吸」で
観続けました

でもそんなことやると
展開の盛り上がりは
どうするのよ?と思われるけど
心配めさるな(だれ?w)

そこは"もう一人の主演"とも
言うべき絶妙な音楽の展開が
これ以上ないほどに
劇中の緊張感と静かな展開との
緩急を見事に使い分けて
物語に引き込んでくれます

そして圧巻はやはり◯◯のシーン!

戦争反対の意識でも
主人公の心情への感情移入でもなく
ただただあのシーンを観てる最中
感動で頬を伝う涙を
止めることができませんでした😭

さらに「え?」と思える●●の●●!

(もう、訳分かんないすね😅
 コメントにネタバレ設定で注釈します)

そんなこんなで
これだけ隅から隅まで集中して
どんなことも見逃すまいとして
スクリーンを凝視して
駆け抜け切った

鑑賞後の爽快感と
いい意味での疲労感を感じた作品は
ここ最近では他に思いつかないほど!

脳内に数々のシーンが
いまだに駆け巡ってます

第一次、第二次だの
数々のなんとか戦争だとかを
馬鹿みたいに繰り返してきた
人間の業のようなものも
静かにひはんするかのような
テーマ性も含めて

ほんまに月並みですが
「凄いもの観させてもらった」
珠玉の2時間でした。

完璧に劇場向き!
どんな小さな映画館でもいいから
スクリーンで体感したい作品ですね!

で、当然のように
午後からの仕事が
まるで手につきません🤣

[08:25]シアター①

P.S.
そんなこといっといてふつふつと
「IMAXで観たらどんだけ凄いかな🤔」
とか考えはじめちゃってる自分がいる…
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