さききち

1917 命をかけた伝令のさききちのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
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2020年22本目(劇場鑑賞15本目)

よう!やく!観れた!
周りのみんながIMAXがいいってしきりに言うから、今日まで我慢に我慢を重ねて行ってきた!グランドシネマ IMAX レーザー!

まず第一に、この映画に携われた方々に、最大の敬意を表します。

ラスト数分を観ながら、この作品には点数をつけないと心に決めた。OPとエンディングの構図の対比。もうこのショットだけで満足。

(俺が特殊なのかもだけど)感銘・感動という点では、売りの「ワンカット」については、上記には及ばなかったかな、というのが印象。
擬似ワンカットだろうってのは覚悟した上で、編集点を確認するつもりで観たんだけど、言いたいのが、、、

いや、途中ガッツリシーン途切れるやーーーん!笑

擬似ワンカットでもなかった…笑
実質「擬似ツーカット」だね、、

(擬似ワンショットという技法では、白石晃士監督の『ある優しさ〜』や『コワすぎ!』がその完成系だと思っている)

ただ、役者撮影照明音声火薬等特効など、全ての動きが整っていて、現場の皆様の綿密な準備や動きには言葉で表せないほどの敬意を評したい。

『ジョジョ・ラビット』でも思ったけど(馬鹿みたいな書き方だけど)、シンプルに、戦争ってダメよね。
ドキュメントなりこういったフィクションなり、実際の体験者が居なくなってゆく中で、語り部の代りに語り部となるものがあることの大切さ。それをラスト数分で感じてかけがえの無い気持ちを頂いた作品だった。
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