藍住

ベイビーティースの藍住のレビュー・感想・評価

ベイビーティース(2019年製作の映画)
1.0
ロッテントマトでもIMdbでも高評価されているらしいが私にはこの映画の良さが分からない。
彼女は最後まで自分らしく生きようとした結果周りを巻き込んでポジティブな方向へと導き上手くいったが、それが上手くいかなかったら?
こんな両親(精神が不安定な母親、気の迷いで隣人の妊婦にキスをしてしまう父親)の元で生きなくちゃいけないがん患者の人生って過酷だな……って思ってしまった。

上記のように、精神科医の父親は精神が不安定になって自分でモルヒネ打ったり、隣人の女の人に突然キスしたり(しかもキスされた妊婦は良いのよとか言って特に責めたりしない。気持ち悪い幻想にもほどがある)母親も最初の方は主人公に対して貴方のためだから〜と言ってあれもダメこれもダメと規制し、とにかくストレス過多で前半本当に無理だった。

主人公がドラッグの売人に恋をした辺りから両親に変化が訪れて、ドラッグの売人である彼も変わっていくという構図は好きじゃない。
末期病患者の主人公が両親や他人のケア要因になってんのキツくないか?
彼女は死んでいくんだが?
彼女のケアを両親も彼氏もちゃんとしていたか?

皆んなどの目線でこの映画を観て評価してるのか分からない。
『フロリダ・プロジェクト』と同じ棚に置きたい。
藍住

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