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異端の鳥のKのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
4.7
心という器はひとたびウンタラカンタラ。文明社会に辿り着くまでの道程はほとんど神話めいていて、遠く遠く離れた場所に旅行に行って何もかもが自分の知っている物とは違う光景をぼんやり眺めているみたいな漠然とした心地良さがある。あそこまで酷い目にしか遭わないと逆に一縷の希望も持たなくて済むから見ていて絶望感も無い。まあそうでしょうねという具合。人間の本質がどうたら触れ込んでたからうっかり観ながら考えちゃって、暴力と性かなとか思ったけど最終的には「愚か」以外の何物でもないと自分の中で確定した。三時間弱みっちり最悪でよござんした。
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