とても切ない映画なんだけど、常に暖かさがある映画だった。きっと2人の間に愛が完全に消えたわけではないことを表していたんだと思う。悲しい気持ちになるけど素敵な映画だった。
車に轢かれて死んでしまえってチャーリーがニコールにいってしまって、ニコールが泣き崩れるチャーリーに寄り添うシーンで号泣してしまった。思ってもないことを言っちゃったチャーリーを受け止められるだけの理解があるのにどうしてこの山を越えられなかったんだろう。
愛だけではやっていけないっていう言葉よく耳にするけど、私はそれを聞くたびに言い訳だと思ってしまう。お互いを尊重し合えてさえすれば愛しか必要ないと思う。結局この、“愛だけではやっていけない”っていうのは、“そこまで愛してない”という言葉をオブラートに包んだだけの言葉だと思ってる。
この2人の間に愛は残っていたのになぁ。
問題が起きた時、なるべく早く正しい対処をしないと修復がより難しくなる事って人間関係だけじゃなくても言える事だよね。
私は親を見てきているから特に夫婦間でのこの大切がよくわかる。
血が繋がってないからこそとことん話し合い、コミュニケーションを取ってわかり合おうとしないと、いつの日か全て諦めて些細な会話すら子どもをかえさないと取れなくなってしまうんだよね。
向き合うより諦める方が簡単だったのかな。私がこの状態だったら気が済むまで向き合いたいな。
結婚してなくても、恋愛していなくてもおすすめしたい映画。
