親権や財産分与などの離婚のプロセスを悩みながら進める夫婦の話。
ストーリーに特別な驚きはないものの、裁判などリアルな展開と、主演二人の迫真の演技によって、鑑賞側に思考させてくれる点で良い映画だと思う。
お互いの良いところ、結婚生活自体が幸せだったこと、できれば離婚しない方がいいこと、自分のエゴが別れをもたらすことも理解しているにもかかわらず、結局別れに至る様が淡々と描かれている。
作品を見た後、自分の身に置き換えて、「別れを防ぐにはどうすればいいのか」「離婚自体は本当に悪いことなのか」を考えさせられた。
