『ホモ・サピエンスの涙』
妖しげな雰囲気にそそられて初日に鑑賞。
スウェーデン映画。
初めてのロイ・アンダーソン監督作品。
彩度低めの映像。
こだわり抜かれたワンシーンワンカットの連続。
不思議な映像詩が人間を浮き彫りにする。
観念の映画。
そこにどんな色・光・物語を見出すのか。
観客次第だ。
ワインとともに味わいたくなる、ここにしかない映像体験。
鑑賞後しばらく経っても映画に酔っているみたい。
悲劇には余白を。
喜劇には儚さを。
不完全で未完成なホモ・サピエンス。
あなたはこの世界を俯瞰して観る?
それとも下から覗いて観る?