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ホモ・サピエンスの涙のpepoのレビュー・感想・評価

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)
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思弁的。観てるとだんだんこの世が遠ざかっていくような。とくに人類に肩入れしている訳でもない天使が、焚き火が燃えてるのや雪が降ってる風景をボーっと眺めてるみたいな感じで人の世を見てる目線、みたいな。
ハマスホイに石田徹也の絵を3滴ほど混ぜたみたいな。
この空気に取り込まれるにつれての視点の浮遊感がなんとも言えず...映画館で観てよかったです。
「問題を抱えている」人達の「問題」には足回りの事柄が多かった気がする(靴とか車とか)。そしてどこかからどこかへ移動(飛行含む)している途中の人も多かったような。何となく、曖昧なロードムービーみたいな印象も受けたのはそのせいかもしれない。
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